統一教会・文鮮明教祖は、なぜ北朝鮮に行ったのか?


 今から22年前の1991年11月30日、統一教会の文鮮明教祖が北京から平壌入りし、12月7日、北朝鮮を離れるまでの期間に金日成主席らと会談。その電撃的な訪朝は世界を驚かせました。

 ここでは、1991年12月7日に発表された文教祖の声明文「北朝鮮から帰って」の全文をご紹介します。「文教祖がなぜ訪朝したのか?」その目的や意義を改めてご確認ください。

 

 

文鮮明師の声明文「北朝鮮から帰って」

 

1991年12月7日 北京

 

 私は今回、妻(韓鶴子)と共に北朝鮮政府の招請を受けて平壌を訪問するようになりました。これは私が北朝鮮を最後にした1950年12月から満40年10か月ぶりに実現した歴史的機会でした。

 私は北朝鮮に恨(ハン・恨み)が多いと言えば誰よりも多い人間です。私は宗教指導者だという事実と一貫した反共の信念のため、北朝鮮政府から到底話すことのできない圧迫を受けた者です。私は到底形容することのできない拷問を受け、3年近くの興南監獄生活で多くの罪なき囚人たちが死んでいくのを見ました。一言で言えば、私が今日、健在だということは一つの驚くべき奇跡であり、ただ神様の特別な加護と恩賜によるものでした。

 しかし今回、私は統一教会の創始者として真の愛の精神で北朝鮮に行ってきました。真の愛というのは「愛することができないものまでも愛する精神」です。イエス様も「汝の敵を愛せ」と言ったではありませんか。

 平壌に入っていった私の心情は秋の空のように晴れ渡ったものでした。怨讐の家に行くのではなく、私の故郷、私の兄弟の家に行くようでした。「許せ、愛せ、団結せよ」という私の終生の信条を持って北朝鮮の地を踏みました

 

勝共思想は人類救済の思想

 私が過去40年の東西冷戦時代に誰よりも徹底した反共指導者であり、国際勝共連合の創始者として一生を勝共闘争に捧げてきたことは、世界がみな知っております。しかし、私の勝共思想は共産主義を殺す思想ではなく、彼らを生かす思想、すなわち人類救済の思想です。私はベルリンの壁の崩壊以後、共産国家が崩れるとすぐに、彼らに新しい価値観を教育し、それらの国を生かしていくのに全力を尽くしてきました。ソ連と東欧新生民主主義国家の政治家、知識人、教授、大学生たちが、私の招待で数千人も米国に来たり日本に来たりして真の民主主義を学び、私の神主義と頭翼思想に感銘を受けて帰り、すすんで自分の国を生かす運動の先頭に立っていることは、すでに広く知られている事実です。

 冷戦時代の終焉とともに招来した平和の運勢を世界的に拡散させるために、私は「世界平和連合」を創設し、国際的平和運動を主導しています。

 

離散家族のための努力

 私は北朝鮮で離れていた家族と会った瞬間、喜びと同時に胸に刺さるような痛みを感じました。それは、愛する人たちが南と北に別れて、今でも出会いの喜びを持つことができない数多くの同胞たちを思い起こしたからです。

 そのうちの多くの人は、永遠にその機会を持てずに死別してしまうしかないということを考えた時、我が民族の分断と離散の悲劇を一日も早く終結させなければならないと身にしみて感じた次第です。

 そこでこのたびの金主席との会談で、私は南北離散家族相互訪問問題を前向きに解決していく努力をしてくれるよう要請しました。

 

経済開発支援提議

 共産主義問題を解決し、世界平和を実現する道は、ただ理念的対決や教育だけでは達成できないと考えます。世界を生かすには経済的支援も非常に重要なことだからです。そこで私はすでに中国に「パンダ自動車工業都市」を建設しています。

 私が北朝鮮を見る視覚も同じです。一つ違うことは、北朝鮮が他人の国ではなく私の同族の国であり、私と血筋を同じくする兄弟姉妹だということです。「血は水よりも濃い」と言います。私は北朝鮮の2000万同胞を私の兄弟姉妹として愛しています。熱愛しています。

 ところで、我が民族の宿願である祖国統一は政治的、経済的、軍事的方法だけでは成し遂げられません。それよりも先行しなければならない基本要件があります。何よりも真の愛を原動力とした政治、経済、軍事問題の関係改善が統一の基にならなければなりません真の愛というのは父母の愛のような無条件の愛のことです。そして、隣人のために自分の生命をちりあくたのように捨てることのできる犠牲精神がすなわち真の愛です。

 その意味で私は北朝鮮との経済協力および交流を広げ、経済開発事業を積極的に参与する意思があるということを表明しました。

 

北朝鮮はイラクではない

 私は「平和の使徒」として平壌に入城しました。どんなことがあっても韓半島に再び同族が相争う悲劇を繰り返してはならないという固い信念を持っています。

 その意味で最近、米国朝野で持ち上がっている北朝鮮の核施設空襲論は極めて危険な発想です。北朝鮮はイラクではありません。北朝鮮攻撃が全面戦争を引き起こすことは明らかであり、その恐るべき結果は誰も予測することはできません。

 外国は韓民族の生存権を脅かすことに至極慎重であることを望みます。私は北朝鮮の核問題を平和的に解決できると考えます。相互に尊重する真心からの対話を通して必ず平和的に解決しなければなりません私はその対話の道を開こうと平壌に行ったのです。そしてその対話の道を大きく開いて帰ってきました。

 私は、今回の北朝鮮訪問の成果が、大韓民国政府と北朝鮮当局者間の発展的な対話と交流を増進させる良き契機となることを心から願う心境で北朝鮮を訪問したのであり、今、それが成功裏に成し遂げられるだろうという確信を持つに至りました。

 

祖国統一は我々の使命

 我々の今日の課題は、祖国統一です。これは私たちの宿命であり、生涯をかけて成し遂げなければならない終生の聖業です。

 私は今まで神様のみ旨に従って統一の聖業を成し遂げる一念で生きてきましたし、残りの人生をひたすら神様のみ旨を成し遂げる一念で生きていくでしょう

 統一を祈願する南北朝鮮7000万同胞すべてが、これから葛藤と闘争を終息させ、和解と愛で、民族の同質性を回復する仕事に、全民族を挙げて取り組んでくださることを願う次第です。

 銃剣を溶かして鋤や鍬を作るのが今この時だと考え、統一祖国の明るい新世紀を迎える準備を急ぎましょう

Posted by on 2013年11月22日. Filed under トピックス, 国際情勢. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response or trackback to this entry

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