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【新東亜】「自称メシア」非難を越えて平和論でアメリカ人つかむ

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[新東亜]「自メシア」非難を越えて平和論アメリカ人つかむ

新東亜8/25記事より

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文鮮明総裁。 8月12日には、この世を去って2周忌を迎える。しかし、米国に残した彼の姿は明確さを増しているという。

統一教会(世界平和統一家庭連合)を創始した彼は国際的に教勢を広げた代表的宗教家として通っている。イギリス「サンデー·タイムズ」は、1991年20世紀を作った1000人」の中で韓国人に文鮮明を李承晩、金日成と共に選んだ。特に米国では、文鮮明総裁(以下役職省略)は、「論争の的になる最も有名な韓国人」として挙げられている。

メッセジの力

歴代韓国大統領、潘基文国連事務総長、韓流スター、200万在米同胞がいるのに、なぜアメリカ人は彼に最も強烈に引かれたのだろうか?一度考えてみるべきテーマである。ロードムービーのように、彼が米国で歩んできた道に沿って見た。文鮮明は、韓国で統一協会の基盤をある程度築いた後、1971年12月困難な状況の中なんとかビザを取って米国に行った。 2ヶ月後の翌年2月3日、ニューヨーク·マンハッタンの名所であるリンカーンセンターでの最初の講演会を開催した。しかし、アメリカ人の視点で見たときに、彼は国民所得が10分の1レベルの後進国から来た、英語をほとんど話さない中年(53歳)の東洋人男性だった。また、彼はA席25ドルなど、当時としては高価な入場料まで要求した。客観的状況から、この講演は、「興行惨敗」に終わって当然だった。

*訳者注:キリスト教集会は入場無料で行われるのが普通だが、お父様はアメリカの状況を見られ、これ以上神様を軽んじる事は当時のアメリカに許されないと判断されてあえて入場料を取って講演された。(参考Al Cappインタビュー動画

*1972年当時の入場料25ドルは現在の約125ドル相当、約13000円と推定される。

しかし、結果は正反対だった。聴衆が雲かのごとく集まった。通訳で進行されたが反応は熱かった。講演後、米国の新聞•放送のインタビュー要請が殺到したという。梁昌植(ヤン・チャンシク)天宙平和連合(UPF)の世界議長は、これを「メッセージの力」で説明する。当時、文鮮明は講演会に「統一十字軍(One World Crusade)」という比喩的な名前を付けた。講演会に先立って、これを「ニューヨーク·タイムズ」などのメディアで破格的に広告した。そしてこのように力説した。

「共産主義が米国を脅す。プロテスタントの国アメリカで、キリスト教が衰退する。青少年が薬物と乱れた生活で堕落する。米国は今、危機に直面している。米国は、患者であり、火事が起きている家である。私は米国を治療する解決策を持ってきた。私は医者であり、消防士だ。」

文鮮明は、米国の病気を治療する解決策として、キリスト教道徳精神の復興を提示した。ヤン議長の説明によると、文鮮明の単純明瞭な言葉は人を圧倒した。アメリカの青い目の聴衆は、秘密を見つけられたように驚いて、覚醒し、世界を見て、彼の視点と処方にうなずいた。3年後の1974年9月18日、文鮮明はより強力になっていた。この日、ニューヨーク·マンハッタンのもう一つの名所であるマディソン·スクエア·ガーデンで行われた彼の講演会には約3万人が集まったという。統一グループによると、文鮮明は1976年6月1日、ニューヨークのヤンキースタジアムで5万人を対象に、同年9月18日、ワシントンDCの象徴的なワシントン記念塔広場で30万人を相手に講演したという。 「ニューズウィーク」は6月14日に彼を表紙に掲載した。文鮮明は、複数の場所で「私は韓国人だがアメリカ人以上にアメリカを愛した。アメリカを愛して私のすべてを米国に投入することができた」と話した。さらに彼は「米国は自由世界の最後の橋頭堡だ」「世界の生存問題が米国にかかっている」「米国は70億の人類の和合を成し遂げる21世紀ローマの役割を果たすべきである」と話した。

アメリカを愛した韓国人

マイケル・バルコム統一教会米国協会長によると、米国社会の一部で、文鮮明は、米国を理解し、尊重し、一緒に正していく人と考えられた。アメリカの大衆が韓国人文鮮明を最もよく覚えているのもこのためだという。東洋人でも西洋人でも自分の境遇に関心をもって一緒に心配してくれる人はまず魅力的に決まっている。この過程で、多数のアメリカ人が「ムーニー(Moony•統一教会信徒の別名)」となった。

文鮮明の統一教会は、米国で途方もない富を築いた。
そしてそれは教勢の拡大につながった。彼は1976年に460万ドルでニューヨーク、マンハッタン8番街34st.の43階建てのホテルを買収した。
このホテルは今、相場4億ドルの4つ星ホテルになった。

彼が購入したマンハッタン・センターは、現在の相場1億ドルの公演会場として使われる。
ここにはCNN、アルジャジーラ放送が過去に入居しており、または現在入居している。
彼はアメリカの繁栄の象徴だったティファニー・ビルも買い取った。

また、彼は大西洋を挟む美しいキャンパスで有名なコネチカット州の大学を買収した。この大学の総長は、「各学科が持続的に発展する。中国、サウジアラビアなど全世界から留学生が来る」と述べた。

釣りが趣味である文鮮明は、漁業でも手腕を発揮した。 1970年代のアメリカは、世界4大漁場のうち3つの漁場を持っているが、その海を荒野のように放置していた。彼は1974年以来、7年間マグロ漁に出た。
今、米国政府は、アジア大陸とアメリカ大陸が出会う黄金漁場であるベーリング海峡付近で20隻にのみ操業許可を出しているが、このうち3隻が統一教会所属である。キム・ギフン統一教会米国総会長は「魚が取れ次第、現地から高値で輸出する。ニューヨーカー・ホテルよりも多くの収益を出す」と述べた。
統一教会は現在、数百隻の中型船を保有しており、水産加工会社、船舶製造会社、多数の日本食レストランも運営する。キム総会長は「公示資料のほか、米国内の事業規模を正確に公開していません。莫大な収益を上げている」と述べた。

文鮮明は1982年5月、保守系日刊紙「ワシントン•タイムズ」を創刊した。この新聞社は、今年の黒字を見込んでいる。マクデビット財団理事長は「私たちの新聞は、オンラインで転機を得た。米国全体の保守系世論の求心点になる。米国議会の影響力は3位に上がった」と話した。

文鮮明は反共保守で一貫している。
1973年の共和党のニクソン大統領がウォーターゲートで辞任の危機に追い込まれたときに、文鮮明は、「許せ、愛せ、団結せよ」とニクソン支持運動を繰り広げた。
ニクソンは、有難かったのか、1974年2月、彼をホワイトハウスに招待した。
今、共和党は、文鮮明と彼のワシントン•タイムズに「同じ家族」のような感情を持っているという。
6選中のマット・サーモン共和党議員は、記者の前で文鮮明を「すごい方だ」と褒め称えた。

文鮮明は、世界の基本的単位は家族であり、キリスト教的な家庭の価値の回復によって多くの問題を解決することができると話してきた。彼は実質的な行動規範として夫婦貞操義務を絶対視する。また、国連の統一教市民団体であるUPFを介して、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の和解を追求する運動を中東から継続的に繰り広げた。 UPFの主催で関係者がエルサレムで平和をアピールする行進を行ったシーンは、欧米メディアによって広く報道された。

未知の談論

米国の統一教会傘下の学校、ホテル、新聞社、企業、市民団体、教会(約110か所)は、韓鶴子(文鮮明の夫人)総裁が就任して以来、経営効率を高め教会組織を活性化することに気を使う様子だ。アメリカ人関係者は、「レバレンド•ムーン(Reverend Moon•文牧師•文鮮明を親しみを込めて呼ぶ言葉)は、霊的にもビジネス的にも洞察力を発揮した。すべての資産を教団所有下に置いた。彼を称え、感謝しなければならない」と述べた。

しかし一方で、米国では、文鮮明はかなり物議をかもす人物としても知られている。批判的精神の強い米メディアは、彼を信徒を洗脳した疑い、脱税の疑いで11ヶ月収監された点、毎年数千人のペアを合同結婚させた点、自分をメシアと称した点を指摘してきた。

統一教会側は洗脳疑惑について「米司法省のスポークスマンが1978年10月24日、『統一教会の洗脳工作は根拠がない』という点を明らかにすることで解消された」と述べた。脱税容疑については「金額も少なく1億2000万の米国市民の代表者たちが「文鮮明に対する弾圧」と抗議した。非常に悔しい」と話した。合同結婚については「見合い結婚でも恋愛結婚でも合同結婚でも配偶者を選ぶ方法は個人が選択すれば良い問題だ。合同結婚式のカップルは通常の結婚式のカップルよりも離婚率が低い。結婚後、家庭を信仰の次元で、より大切に思っている」と述べた。

メシアと称することにジョージ・スターリングス大司教は「一般人は、文鮮明をメシアの肉体的再臨と必ずしも考える必要がない。イエスが言われた家庭の価値を回復して救いに達するようにするという点で、『理論的メシヤ(theoretical messiah)』と見ることもできる」と述べた。

反共主義者である文鮮明が北朝鮮と非常に密接に過ごしたということは皮肉である。彼は平壌で金日成と面談したし、統一教会は、対北事業を活発に展開してきた。これに対してキム•ドンギュ高麗大名誉教授は「両極端は相通じるものだ」と言う。

多くの韓国人は外国人の前では照れて、説得して変化させ、行動につながる意欲を出させることができない。しかし、文鮮明は米国で、このことに精通しているかのように振舞った。米国の治療、紛争の終息、人類の救いなどのような巨大な議論を世界に向けて主張し影響を及ぼした。同時に、多くの論争を投げかけた。
米国の中に文鮮明の人生は未知の議論の種をまいたようだ。

 

訳Harikawa

 

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