『祝福2世』であることを再発見したある若者

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アメリカ、メリーランド州に暮らすアルフレッド・コーエン(18)は統一教会の祝福2世として、いかに自分を再び見出したのだろうか。

アルフレッドは1982年マディソンスクエアーガーデンで2075双として祝福を受けた両親(アメリカ人の父と韓国人の母)の3人兄弟の末っ子として生まれた。2013年の秋にはメリーランド大学に進学する予定だ。

僕は家族の中で唯一の統一教会員です。                                                                              

両親は僕が生まれる前にもう教会を離れていました。理由は僕も知りません。

でも両親が統一教会から離れたことは僕の教会に対する個人的理解を揺るがすことはありませんでした。幸いにも、僕が統一教会の信仰をもつという選択を両親は尊重してくれました。

子供の頃、1人で過ごす時間が長かったのです。兄姉がいましたが、年が離れていたからです。父は心理療法士で母はリフレクソロジスト(訳注:リフレクソロジーとは、指で足裏にある反射区を刺激する健康法)で2人とも忙しく家を空ける事が多かったせいもあります。だからデイケアセンターや友達の家で過ごすことが多かったです。

 だけど父も母も本当に素晴らしい人です。

 わたしは既成のクリスチャン家庭の中で育ちました。7歳になるまで地元のキリスト教教会に通いサークルにも入っていました。     でもそこでのプログラムはとても表面的で底が浅いように思え、満足できませんでした。少年部では聖句を覚えるとアメをもらえま  したが、信仰を深めるようなものではありませんでした。だけども、そこでの経験は後に統一教会と出会うための良い基盤を与え てくれました。

  両親が統一教会にまだ友人がいたので、私の友人にも多くの祝福2世がいました。8歳ごろ友人と一緒に統一教会の少年部の 集会に参加するようになりました。そこでたくさん質問をしました。本当に好奇心旺盛だったと思います。原理講論も読み始めま したし、訓読会もその頃から始めました。

     それがしっくり来ました。 

そうしてだんだんと自分が統一教会の祝福2世であり“祝福の子女”であることを自覚するようになりました。 私が両親に統一教会について尋ねると、かつて教会員であったこと、いまでも統一教会に敬意を払っていることなど話してくれました。私には自分で信仰を選んで欲しいとも言いました。両親とは良い関係でずっときています。両親は私がやりたいことを妨げたりしません。私は統一教会にすっかり夢中になりました。教会の友人にも会い続け、訓読も一緒に続けました。私は統一原理についての質問をしたりして、友人のダニエル・ドロストと一緒に原理を学びました。

私の兄弟も理解を示してくれました。兄も以前、教会につながっていましたが、今は違います。姉も宗教に対する理解の幅が広く、わたしの選択を支持してくれました。もちろん、兄や姉にも統一教会とその真理を理解して欲しいのですが無理強いすることはしたくはないです。でも2人を愛しています。

教会では、今、DASH(Dare to Shine)という中学生対象プログラムの指導者として活動しています。講義をしたり、クリスマス・キャロルを歌うことから、リレー競走などを通して子供たちと楽しんでいます。また高校生クラスの集まりにも顔を出します。そこでは「充実した人生を過ごす」「自分自身を復興させる」「力をみなぎらせる」などのテーマで話し合ったり、メッセージを聞いたり、さまざまな活動をしています。秋に大学に入学したら、青年部(YAM)で手伝っていきたいと思います、もちろん、今の活動も続けますよ。

大学では医療関係の単位を取るつもりです、というのも病理医かレントゲン技師になるのが目標だからです。教会活動も時間を見つけて続けたいと思います。

教会の組織や機構が変わっても、それが真の父母様を中心とする限り、私の信仰は変わりません。これまでキリスト教の中で育ってきたものとして、教会をもともとある当然のものと受け取らず、自分のものとしていく事がいかに大切かと言うことが分かりました。また私たち祝福2世が傲慢になったり、他の人よりすぐれていると思っているケースを多く目にしたのですが、統一教会の信仰を持っているから優れているのではなくて、他の人よりもより感謝して、謙虚になって自ら高めて行くことこそ大事なんだと思います。私は統一運動の中にいることを本当に感謝しています。ずっと頑張っていくつもりです。

抄訳:Harikawa

米国家庭連合 UC Family 2013/2/13より

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